はちぶんめ子育て

大雑把なシングルマザーが敏感っ子のプリンセスを育てています

【4歳 敏感っ子】心因性頻尿 ③発覚してから私がしたこと

前回の続きです。
 

娘のころもが超頻回にトイレに行くようになりました。
その時、私がしたことを書きます。

まず第一に、とにかく早く行動しました。

心の影響が体に出ていると感じた時は、
急いで何かしらの対応をしてあげた方が良いと考えていたからです。

大人も子供も一緒。
心の傷は見えづらく、治りづらい。
とても重大な問題だと考えています。

だから傷が深くなる前に、早く行動してあげることが大切だと思っていました。
 

初めに、病院に行きました。
泌尿器科です。

おそらく心の影響だとは思いましたが、
もしかしたら膀胱炎などの病気かもしれません。

素人判断はできませんし、
診断が出れば幼稚園の先生方への証明にもなります。

しっかり尿を検査してもらい、
そこで正真正銘「心因性頻尿」の診断をされました。

その時、お医者さんに

「このくらいの子達も色んなこと考えていて、意外にストレスが多いからね。ゆっくりみてあげて」

と言われました。

この時、ころもも同席していましたが
彼女はいつ何時も大人の話をよく聞いているので
お医者さんに優しい口調で
「ゆっくり」という言葉を言ってもらえて良かったと思います。

病院に行く前は不安そうでしたが、
診察が終わった後はニコニコと機嫌が良かったです。

 
次に、幼稚園の連絡ノートに診断の連絡をしました。

先生にはしっかり伝えて、
たくさん相談させてもらいました。
助けてもらわないと絶対に治らないと思ったからです。

その日から先生方は
症状を中心にころもの様子をよく教えてくれるようになりました。

幼稚園でかなりの回数トイレに行っていること。
でもそれを制止せず、
いくらでもトイレに行かせていること。

それらが主に教えてくれたことでした。
先生方はプロですので、
診断がでればそれが改善に向かうよう計画を立て
実行してくれます。

幼稚園をしっかり巻き込んで対応できたのはとても良かったと思います。 

次に、ころも本人に対してしたこと。
これが特に重要だと思いました。 

いくつかあるので、箇条書きにします。

①トイレが無い、などおもらしの不安をさせない。
②トイレに行くことを、恥ずかしいこと、嫌なことだと思わせない。
③トイレに行くことは当たり前のこと、いいことだと思わせる。
④いっぱい遊んで、たくさん食べて、よく寝かせる。
⑤体のことを教える。おしっこがどうして出るかを本で見る。

トイレを恥ずかしいと思わせないなんて
当たり前のことだと思うかもしれません。

でもお友達が「またトイレ?」と言ってきたら、どうでしょう?

ましてや大人に
「さっき行ったでしょ」
なんて言われたら
トイレは一度行ったら
もう行ってはいけないものと思い込んでしまいます。

10分で3回以上トイレに行く様子をみていると
私も当たり前のことが、当たり前ではなくなってきます。

でもここは気合を入れて。
何度「トイレ!」と言われても今まで通り
「やったねー」
と言ってトイレに送り出しました。
自分を鼓舞するために
「よし!いこー!」
とも言ってたような気がします。笑

外食などのお出かけは
症状がある期間は我慢しました。

よく娘とはお散歩していましたが、
出来るだけ移動は自転車にしました。

公園で思い切り遊ばせ、公園のトイレもよく使いました。

公園のトイレはあまり綺麗では無いものも多いです。
でも「汚い」は口が裂けても
本人の前で言いません。

汚いから行きたくないとなったら
ころもの行動範囲はますます狭くなります。

そこにトイレがあることが大切なのです。

そして家族の協力も。
もちろんしてもらいました。

家族にも心因性頻尿の説明をし
そっとしておくように話します。

行けるときは家族にトイレに付き添ってもらって
私の負担を減らしてもらいました。

最後に、図書館で人体の本を借りました。
どうしておしっこが出るのか
本人にわかってもらうためです。

「ころもの体には膀胱って場所があって、
そこが溜まるとトイレに行きたくなるのね。
おしっこするには、
いっぱいお茶を飲まなくちゃいけないね」 

絵を見せながら、
こんな感じで説明していました。

ころもはあまり水分を取らない方なので
それとなく、その注意もしました。

絵本を読むようになってからころもは

「ぼうこう、しっこたまった?」

と自分のお腹に聞くようになりました。

また、ころもは症状が落ち着いてからも
人体の絵本が好きでよく読んでいます。

ご飯を食べていると

「しょくどうから、いにはいって、しょうちょうに…」

など唱えています。笑

やはり、知識は大切だと思いました。
そして絵本の力は素晴らしい。
ころもにとって、とても良かったと思います。

以上の心がけと、周囲の協力のおかげで、
頻尿の症状は3ヶ月くらいで
ほとんど無くなりました。

ついでに先生がよりみてくれるようになって、
安心感が増したのか、
幼稚園の行き渋りも落ち着きました。

私は少し、安心しました。

けれどその後、
あっさり再発します。 

次は再発編を書きます。
再発後はこう簡単に治りませんでした。